マダガスカルの旅人の木
移民が多い国で日本のような島国でもある。隣に大きなアフリカ大陸があるのでアフリカからの移民そしてはるか昔にインドネシアから木のボートで渡ってきた移民、木のボートを屋根にして小屋を建て移り住んだと今回の通訳で日本語も話せたジョセイリンさんが話てた。そしてアラビアからの移民が通貨を持ち込んでマダガスカルの通貨はアリアリという。アリさんのアリである。東海岸にインドネシア人、西海岸にアフリカ人、北海岸からアラビア人である。最近では南アジアのインド人やパキスタン人も入ってきているという。今回はよく人々の観察をしていて非常に楽しんだ。あまり混ざり合ってない印象もしていた。顔の違い、体格の違いがはっきりしていた。そこで食の違いはあるのかと考えるのは食べた料理からでしか判断出来ないが、質素な食事出会った。もっとスパイスが効いた食事だと思っていた。スパイスの栽培で有名でもあるマダガスカルで、クローブ、バニラ、セイロンシナモン、ペッパー類などスパイス栽培では有名な国でもある。しかし料理にはあまり使用していないと感じられた。マダガスカル料理はあっさりとした味わいであった。一日3食の米食で朝食はお粥のファリアナナを食べる。お粥は葉物も加えて煮込まれ、別で焼いたビーフを加えて食べる。道沿いの安い食堂
では小さいビーフの肉片が2切れ、今回宿泊したパノラマホテルではお粥とは違う別皿にビーフの焼き肉が盛られていた。焼肉粥が成立する肉がたくさん食べれば贅沢である。
昼食は魚料理で鯛のようなピラティアという魚をトマトやピーマン、小エビで煮込み食べる。ここで辛味ソースのサカイの登場です。
木の臼と木の棒でチリを叩いて作り上げたもので、味に辛味を加えながら食べると食欲も増す。それとアチャードという酢の効かせた野菜サラダもあります。青いマンゴーを刻んだアチャードはスーパーではどこでもあった。他で食べた定食屋のランチは煮込まれた骨付きチキン入りスープに白米が付いて、白米を加えながら食べた。お腹に優しく、スパイスなど香りを加えないで非常に質素な味わいでした。夜ご飯で一番印象的で美味しかったのがパノラマホテルで食べた戦士の食事というメニューで7つの料理が真ん中に白米が盛られ、その周りに7種の料理が盛られていて、だいたいが煮込み料理で肉肉しい料理です。
別皿にスープも付いて、スープをかけながら食べるのである。他は今回全て仕切ってくれたマダカスカル在住のセドリックの家族や親戚とも一緒に食べました。大家族団欒でゲストとして参加して楽しんだ。スパイスを効かせたのはサカイという生唐辛子の辛味ソースしかないので、インド料理が食べたくもあったのでバターチキンとインドレストランで水野仁輔とバラッツで最終日前日に行きタンドーリチキンとビール、ナスパコラ、ラムビリヤニ(Byriani Agnean)、マトンパンジャビ(Mouton Panjabi)をRAPHIAというレストランで食べた。インド人は食べる事好きな人種だから食べ物がうまいのかなと考えたりもしていた。マダガスカルは24時間かけての移動でした。国際飛行場のあるAntananarivoからスパイス農園Toamasinaの東海岸まで10時間の車の移動、そして帰りも約10時間、穴ボコだらけの道をずっと行く移動の旅でした。窓の外の旅人の木(ラビナラ)に目をやりながら、これからの旅なんか考えたりしていた。移動の旅、異国スパイスの旅。
セドリック、バラッツ、水野仁輔、シャンカール